このコンクールは、2020年のイタリア最初のロックダウン中に開催されました。
歌手の活動の場が奪われ、全てが自粛となった中、ソプラノ歌手F.チェドリンス氏が音楽家の表現の場を確保し、芸術の灯を絶やさないために発案して開催しました。
参加者は歌唱だけではなく、各々で映像パフォーマンスを行った作品を制作し、それを審査して、ファイナルに進んだ作品をWEB上に公開し、一般投票する、という形で行われました。
現代のITを駆使した新しい形のこのコンクールは、歌手だけではなく、多くの聴衆を巻き込み大きな反響を生みました。
2021年には、第2回が開催され、イタリアはもちろんのこと、スペイン、フランスなどヨーロッパ主要歌劇場が趣旨に賛同し、オペラ出演契約などの副賞を提供しました。
第3回コンクールは、ボローニャ歌劇場との共催で行われました。また、日本予選がはじめて開催され、日本予選から勝ち進んだ2名がイタリア本コンクールで入賞しました。
第4回は、サルデーニャ島のカリアリ歌劇場と共同開催となります。
日本予選を通過した優秀者には、イタリアコンクールセミファイナルに進むことができ、国際舞台で活躍するチャンスとなります。是非、奮ってご応募ください。
このコンクールの目的は
新しい才能の発掘はもちろんのこと
新たな手法を駆使して
新規の聴衆を確保し、広めていくことです。
伝統的な音楽に敬意を払いつつ
歌唱、音楽、演技、映像パフォーマンス
4つの観点から総合的に評価する
新しい時代の新しい形のコンクールとして
意義深いものです。
本コンクールの意義が評価され
同協議会の認定助成制度に認定
されました。
イタリアコンクールは、30以上の劇場の出演契約やその他副賞、賞金総額1000万以上です。
カリアリ歌劇場と共催で、2023年7月19日カリアリ劇場で入賞者ガラコンサートが予定されています
その他、賞金、副賞は、要綱(翻訳版)をご覧下さい。
フィオレンツァ・チェドリンス オンラインクラシックヴォイスコンクール日本予選は、このコンクールの目的や意義に賛同した一般社団法人イタリア音楽振興会が開催します。
日本予選の優秀者は、イタリアの同コンクールのセミファイナルへ進むことができます。
日本予選の優秀者には、動画制作費50000円を贈呈をはじめ、その他、特典を用意しています。また、応募者全員に審査員からの講評をお送りします。
2023年1月7日(土) ~ 2023年3月12日(日)
24:00(日本時間)必着
応募締め切りの時点で18歳以上40歳までの
日本国籍を持つすべての歌手
18,000 円
予選優秀者はイタリア フィオレンツァ・チェドリンスオンラインクラシックヴォイスコンクールのセミファイナルへ出場できます。
2023年3月21日より、セミファイナリストの作品を随時コンクールFacebookページにて公開し、一般投票を行います。
WEB一般投票は、2023年7月16日までです。その間に非公開で、審査員による2次審査を再度行い、一般投票との合計で入賞者が決定します。
応募動画は、リサイタル形式動画、演出映像パフォーマンスを伴った動画、どちらの形式でも応募可能ですが、提出の3曲のうち1曲は、演出映像パフォーマンスを伴った動画で提出いただくと、特典がございます。また、歌唱以外のパフォーマンスも審査の対象となるため、推奨します。
~注意事項~
全ての部門の審査をビデオ(オンライン上)で行います
歌唱力・音楽性、素質、音楽解釈を総合的に評価し、イタリア版セミファイナル出場にふさわしいかを審査します。
イタリアのポルデノーネ生まれ。ウーディネ音楽院で声楽を学び、トリエステのヴェルディ劇場の合唱団員として研鑽を積む。
オペラ歌手として、カルロ・フェリーチェ劇場で「カヴァレリア・ルスティカーナ」サントゥッツァ役で、大成功を収めデビュー。
1996年にパヴァロッティ国際声楽コンクールで優勝、フィラデルフィアでパヴァロッティと共演し「トスカ」を歌い、その名を世界に知らしめた。
この成功を受け、リッカルド・ムーティに招かれてサントゥッツァ役でラヴェンナ音楽祭にデビュー。その後イタリアのみならず欧州の歌劇場へ活躍の場を広げ、アメリカにも招かれる。
また、アレーナ・ディ・ヴェローナ夏の音楽祭では1999年に初登場して以来毎年のように招かれている。
ヴェネツィア生まれ、フィレンツェL.ケルビー二国立音楽院ピアノ科卒業
トリエステ歌劇場、サレルノ歌劇場にてマネージメントアシスタントを経て、アトリエムジカーレ、YAP PLUSオペラエージェントのアーティストマネージャーとして多くのアーティストと関わる。2017年より、カリアリ劇場で、プロダクション運営、ニューヨーク、中国などの海外公演、劇場内のあらゆる業務に携わり、2022年より同劇場総監督の補佐として就任。
ヴォーカルコーチとしては、ロシアマリンスキー劇場、ペーザロ国立音楽院等に招かれる。
コレペティトュア(オペラ稽古ピアニスト)として、M.ジョルダーノ、S.ネヴェス、 Jクーラなど著名歌手と制作現場で関わり、国内外で、著名な歌手とのコンサートでの共演も数多い。
"Marcello Giordani Competition" "Spazio Musica" "Gaetano Zinetti" 等国際声楽コンクールの審査員を務める
2011年ヴェルディ音楽祭で『トロヴァトーレ』でイタリアデビュー、数年後の同音楽祭にて「リゴレット」表題役に大抜擢され話題を呼んだ。
ヴェルディ作品中心に活躍。新国立劇場、日生劇場、札幌芸術劇場、兵庫県芸術劇場等でバリトンの主役で好評を博す。
海外ではパルマ王立歌劇場、シチリアのカターニアのマッシモ・ベッリーニ劇場、同劇場の上海ツアー等にも参加した。
NHKニューイヤーオペラ・コンサートに連続出演。五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。令和二年文化庁芸術祭新人賞受賞。藤原歌劇団団員。
第10回L.チェッリテッリ国際音楽コンクール声楽部門優勝、M.グリエルミ、N.カルツィ、F.チェドリンス各師に師事
プッチーニフェスティヴァルアカデミア、スカラ座オペラ研修所合唱団で研鑽、「ラ・ボエーム」ムゼッタでデビュー後、プッチーニフェスティヴァル、アローナ市劇場、ベルガモ夏の音楽祭等、国内外でソリストとして出演
パルマ王立歌劇場の合唱団員としてヴェルディフェスティヴァル等、欧州各地の公演に出演、第2回F.チェドリンスクラッシクヴォイスコンクール歌曲部門特別賞受賞
ベルカントを基にした発声、歌唱法のレッスンをオンライン、全国で展開、定評がある。
2023年3月18日(金) 18:00 サイトで日本予選通過者の発表をします。
通過者は、イタリア同コンクールセミファイナルに進むことができます。
※特典の贈呈に関しては、申し込みフォーム内、規約に記載がございます。
セミファイナル出場は、以下1名です。
オペラ部門
福士紗希 Fukushi Saki
特別賞
フィオレンツァ・チェドリンス女史オンラインレッスン 1回受講料免除
該当者なし
メニコンHITOMIホールプリズムステージ出演
福士紗希 Fukushi Saki
オペラ部門
応募者 氏名
**声域**
**最終学歴**
歌曲部門
応募者 氏名
**声域**
**最終学歴**
オペレッタ・ミュージカル部門
応募者 氏名
**声域**
**最終学歴**
日本予選は、パスポート以外の免許書や学生証など、年齢を確認できる書類でも構いません。
日本予選を通過され、イタリアセミファイナルに進む場合、年齢確認で国際的に認められた証明書が必要となります。
歌曲は、日本歌曲、イタリア歌曲、フランス歌曲、ドイツリート、ロシア歌曲、スペイン歌曲 など、
クラシック音楽の歌曲以外に、オリジナルで作詞作曲された新作でも構いません。また、ナポリ民謡も可、ただし、声楽的発声法で歌唱することが条件となります。
またシューマンなど、1曲が短い曲は、2曲で合計4分以上になるものを選曲してください。
今回は、セミファイナル進出のための、新たな動画制作の必要はございません。
日本予選で提出して頂いた3曲をセミファイナルで使用しますが、Facebook投票のための掲載動画は1曲、ご自身で選択頂きます。
映像演出は、アプリなどを使いご自身で編集したもの、プロによるもの、どちらでも可です。楽曲に合わせた演出や、それぞれの創造性で解釈した演出でも構いません。
歌唱力、音楽性、解釈、演技、監督、ステージング、映像演出等、アーティストとしての創造性を総合的に評価します。
予選通過者には、動画製作準備金として50000円、贈呈しますので、ご活用ください。
セミファイナル提出動画は、イタリア同コンクールのFacebookで公開され、一般投票を行います。また、過去の入賞者の動画の一部のリンクです。ご参考にしてください。また、その他の入賞者動画は、イタリア同コンクールのホームページでご覧いただけます。
提出曲の3曲、全てリサイタル形式動画で応募は可能です。特別賞や特典がございますので、演出付き動画でのご応募も是非ご検討ください。